2013.10.04
中国・大気汚染日が急増:北京は2日に1日と!
指数最悪に!
汚染という魔の手は日台韓に!
中国の北京市で9月に微小粒子状物質「PM2・5」などが基準値を超える大気汚染が観測された日数が14日に達し、例年より10日以上も増えたことを中国気象局が9月29日、明らかにした。2日に1日のペースで観測されていたことになる。中国メディアが伝えた。
北京に近い天津市や河北省のほか、江蘇省や河南省でも汚染日が例年より5〜10日多かったといい、全国的に大気汚染が深刻化している。
北京では29日、大気汚染指数が最悪レベルの「深刻な汚染」を記録。多くの観測地点でPM2・5の濃度が基準値(大気1m3当たり1日平均75マイクログラム)を大幅に上回り、300マイクログラムを超えた地点もあった。
北京市はマスク着用のほか、大気汚染の原因とされる自動車の利用を自粛するよう市民に呼び掛けた。大気汚染はこれからも続くと予想されている。
10月1日、鳳凰網は記事「“呼吸なんかできやしない”スウェーデンのテニス選手、北京の大気汚染を罵倒」を掲載した。
9月30日からテニスのチャイナオープンが始まったが、北京は深刻な大気汚染に見舞われていた。空はどす黒く曇り、午後1時には練習場のライトを点灯しなければならないほど。
このひどい大気汚染を嘆いたのがスウェーデンのロベルト・リンドステット選手。ブログで北京の大気汚染を取り上げた。
「試合のこと以外でずっと考えているのはここのひどい天気についてだ。まるで冗談のようだよ。ここで過ごすとどれぐらい寿命が減るんだろう? 実際、この数日で調子が悪くなったんだ。朝起きるとめまいがするし、昨日はトレーニングの際、1時間も息が切れて回復できなかった。夜、鼻をかむとテッシュが真っ黒になるんだ。ここじゃ呼吸なんかできやしない。来年は参加するかどうか真剣に考えるよ」
問題を感じているのはリンドステット選手だけではないかもしれない。
北京の深刻な大気汚染を受け、外務省は2014年度から、北京の日本大使館員の在勤手当を増額する方針を固めた。
9段階のうち、最低ランクから1ランク引き上げる。外務省によると、大気汚染などの公害を理由にした引き上げは異例。
日本の在外公館では、現地の気候や交通事情、治安などを参考に、勤務条件の厳しさを9ランクに分けている。外交上の配慮から国別のランクは公表していないが、条件が厳しいほど、在勤手当は手厚くなる。関係者によると、中国は経済発展したこともあり、北京の日本大使館員の手当は最低ランクとなっていた。