2013.10.09.

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ななつ星接触:電柱75カ所で内規違反!

列車の車体が接触・電柱などに!


 10月15日に運行を始めるJR九州の豪華観光列車「ななつ星」の試運転中に車体が電柱と接触した傷が見つかり、JRが調べたところ、合わせて75か所の電柱や設備が線路からの距離を定めた社内基準に違反して、線路近くに設置されていたことが判明、JR九州では、早急に建て替え作業を進めた。


 

 来週から運転を始める豪華寝台列車「ななつ星」が9月29日、肥前麓駅(佐賀県鳥栖市)を試験運転中にカーブで電柱と接触。車体をこすり、客車3両の側面に10〜15mの擦り傷ができて、違反がみつかった。

 JR九州は7日、電車の架線を支えるコンクリート電柱が、管内の75カ所で社内規則に反して線路近くに立てられていたと発表した。定期的な点検などの義務はなく、国鉄時代の1960年代に規則ができてから、違反は放置されていた。

 JRは九州運輸局に報告し、文書による指導を受けた。順次、電柱を建て替えるなどの対策をとる。


 

 15日の運行開始を前に試運転していた豪華寝台列車「ななつ星in九州」の車両に電柱が接触し、その後の緊急点検で発覚。同社は国土交通省九州運輸局に報告し、文書で指導を受けた。同社は「今後走行する車両に接触する恐れはないと確認されたが、早急に改良する」としている。

 30日には北九州市の鹿児島線戸畑−枝光駅間で、試運転中だった別の列車で側面のランプが、架線を引っ張るため電柱に付けられている重りに接触し破損した。いずれも接触したのはカーブ地点だった。

 接触した電柱などはいずれも社内基準の「建築限界」内側に建てられていたことが判明。ななつ星に接触した電柱は31CM、もう一つの列車に接触した重りは28.5CM基準を超えてレール寄りにあった。すでに建て替えたり、小型のものと交換したりした。

 基準超えの電柱は旧国鉄時代の1960〜70年代に建てられたが、当時の設計図などはなく、同社はその後、点検をしたことがなかった。青柳俊彦・鉄道事業本部長は「重大事故にはならないと考えているが、お客様に不安を与えてしまった。国鉄時代のものを確認していなかったのは恥ずかしい」と陳謝した。