2013.10.27.

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韓国の機雷「潜竜」:6発中5発爆発せず・不発80%!

実験成功率はわずか16%!


 韓国・朝鮮日報の23日付の報道によると、北朝鮮の艦艇を攻撃するため韓国海軍が保有する国産機雷「潜竜(K721)」は性能試験の結果、6発中、1発の割合でしか爆発せず、成功率は16.6%にとどまることが分かった。

 韓国政府消息筋によれば、潜竜は07年と09年の海上実弾演習で不発が相次いだため、12年に監査院が国防技術品質院に指示し、昨年9月、性能試験が行われた。演習弾を付けた機雷を演習当時と全く同じ状況に置き、6回の試験を実施した結果、機雷は1度も作動しなかった。今年1月に実施した2回目の性能実験では、30回の試験で6回しか作動しなかった。成功率16.6%。

国防技術品質院は、「潜竜は陸上での実験時には正常に作動するが、水中では海流の速さなど環境によって爆発しないことがあり得る」と説明。海軍は「信管を磁気にのみ反応するよう設定した状態では正常に作動した。海軍の戦力には影響しない」と釈明している。

潜竜は韓国国防科学研究所と韓国企業のLIGネクスワンが共同開発し、LIGネクスワンが生産。1発の価格は1億7000万ウォン(約1600万円)で、海軍に1990年代、200発が配備された。LIGネクスワンは質が悪いとして問題になった対潜ミサイル「紅鮫」のメーカーでもある。

 機雷は海の中に設置され、敵の艦艇が周辺を通過すると爆発する「海の地雷」だ。機雷は信管の感応方式によって分類され、船が通過する際に生じる磁気の変化を感知して爆発する「磁気機雷」や、スクリューの音などを感知して爆発する「音響機雷」などがある。

潜竜は、磁気と音響を同時に感知した場合に爆発するよう設計された複合機雷だ。 各国海軍は、船が通過する際に生じるような磁気変化や音響信号を送り、水中に設置された敵の機雷を破壊する技術を蓄積してきた。これを防ぐために開発されたのが複合機雷で、偽の磁気変化や音には反応せず、実際に船が通過する状況でのみ爆発するようになっている。

 技品院側は「潜竜は、陸上で実験したときには正常に作動した。水中では、海流の速度など環境によって爆発しないことがあり得る」と説明した。

 韓国海軍側は「潜竜は、信管を磁気にのみ反応するよう設定すると全て正常に作動した。韓国海軍の戦力に直ちに問題が生じるわけではない」と釈明した。

 潜竜は、韓国国防科学研究所(ADD)とLIGネクスワンが共同開発し、量産した。LIGネクスワンは「不発魚雷」として問題になった対潜ミサイル「紅サメ」のメーカーでもある。

 韓国軍は来月、紅サメの追加量産を行うかどうか決定する予定だ。