2013.10.28.

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韓国主力駆逐艦・乙支文徳:5時間停電・立ち往生!

もし、その間に北に攻撃されていたなら!


 停電で航行不能となった「韓国の欠陥・主力駆逐艦『乙支文徳』、使いもにならない「韓国の欠陥・国産機雷『潜竜(K721)』」と頻繁に起きる「韓国軍戦闘機墜落事故原因は整備不良」の記事をピックアップしてみた。

 西海(黄海)の北方限界線(NLL)を守る西海第2艦隊の主力駆逐艦「乙支文徳」で2012年12月未明、ブラックアウト(大停電)が発生し、於青島付近の海上で5時間ほど立ち往生していたことが確認された。

 「乙支文徳」は「広開土大王」に続き韓国国内の技術で設計・製作した2隻目の駆逐艦(3800トン級)で、艦対地・艦対空ミサイルと魚雷、近接防御武器体系(CIWS)2門、先端レーダー、ソナー(音波探知機)を備えた西海防御の核心戦力。2機の作戦用ヘリコプターも搭載できる。

 国会国防委員会所属の安圭佰議員(民主党)が10月22日に海軍から受けた報告書「乙支文徳の停電原因究明および精密診断結果」で、その「乙支文徳」に停電が発生していたことが分かった。

 12年12月9日午前3時30分、全羅北道群山市沃島面於青島の西南110kmの海上で対潜水艦作戦中、発電機2台が突然警報を鳴ならして非常停止した。直ちに電源が切れた。真っ暗な海上に全長135mの巨艦が明かりもなく浮いていたのだ。当時「乙支文徳」には約170人が乗っていた。

 停電の5分後、艦長は「戦闘配置」指示を出した。非常事態を迎えた際に取る措置だ。「乙支文徳」の発電機は計4台。乗組員が残り2台の予備発電機を稼働させようとしたが作動しなかった。このため近くで作戦中だった「栗谷李珥」に発光信号を送り、交信を試みた。しかし距離が遠く、失敗した。平沢の西海第2艦隊とも交信を図ったが、今度は通信室の通信機が作動しなかった。通信室に置かれた非常バッテリー12個のうち9個が不良品で、電源が不足した。

 停電発生から25分後、ようやく第2艦隊と交信した。別の非常通信機を稼働して交信できたのだ。海軍は報告書で「非常通信機の準備状態が不十分で25分もかかり、艦隊に直ちに停電事態を伝えるのに十分でなかった」と明らかにした。

 「乙支文徳」の状況が伝えられた第2艦隊は民間船舶が接近しないよう「栗谷李珥」に周辺の商船・漁船を統制するよう指示した。「乙支文徳」には波に流されないように「非常投錨」の準備を指示した。「乙支文徳」を曳航するため「崔瑩」も待機させた。

 しかし曳航する事態にまではならなかった。ある乗組員が2番発電機から外部に飛び出したスイッチ(ガバナー)をロープで結んで固定させた後、作動スイッチを押すと、電源が入った。電源供給が始まったのは停電が発生してから5時間近く経過した午前8時18分だった。こうした大停電は韓国艦艇史上初めてだと、海軍は報告書に指摘した。

 海軍が安議員側に説明した内容によると、停電になるとコンピューターなどが動員される先端武器体系は使用不可能となる。「乙支文徳」のレーダーやミサイルなど核心武器体系が機能しなかったということだ。

 これまで西海で発生した3回の南北海戦のうち、1999年の最初の交戦時、西海NLL侵犯から状況終了までは3時間30分だった。2002年の第2次交戦は1時間、2009年の第3次交戦は13分で終わった。瞬時の対応が重要な状況で5時間も西海の核心戦力が空白状態となっていたのだ。

 しかし、海軍はこうした事実を外部に公開しなかった。国政監査を通じて10カ月後にこの事故が明らかになった。事故の直後、海軍作戦司令部の主導で2回の調査・再調査が行われた。先端駆逐艦が止まったのは「不良バッテリー」が原因だった。

 海軍は報告書に「発電機の稼働中断は非常バッテリーが不良だったためと推定される」と判断した。また「停電事故発生当時、予備の機関操縦用バッテリー16個のうち62%の10個が性能低下品だった」と指摘した。

 安議員は「先端駆逐艦も普段の管理と整備が十分に行われていなければ戦闘状況で役立たないこともある」と述べた。