2013.10.29.

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食材偽装:不誠実は業界の習わしなのか!

食肉についても業者間では!


 食の信頼を大きく揺るがすことになった阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)の食材偽装問題。大阪市内のホテルや飲食業界、食材を扱う卸業者の関係者からは「不誠実」「本当に反省しているのか」という厳しい声が上がった。

 一方で“業界の習わし”に照らし合わせれば「同情できる部分もある」と理解を示す同業者の声も。29日で問題の発覚から1週間がたつが、波紋はまだ収まりそうになく、返金の問い合わせが続く。阪急阪神ホテルズは29日午前までに1万1527人に計約2420万円の返金に応じた。

 阪急阪神ホテルズの28日の記者会見で、「芝エビ」の代わりにバナメイエビが使われていたのは、担当者が「小さなエビは芝エビと称すると認識していた」のが理由と明らかにした。

 ホテルは「業界の習わしがあった」と説明したが、有名ホテルにも食材を納入しているという食材卸の関係者は「名門ホテルでもこんな偽装が行われていたとは残念だ。食材偽装をしていないホテルまで迷惑がかかってしまう」と憤る。

 中華料理店の男性店長は「芝エビとバナメイエビは食感もよく似ている」といい、「客を欺いてもうけようというつもりはなかったというホテル側の説明はよく分かる」と表記の仕方に理解を示す。ただ、同店では最近、芝エビの価格が高騰し入手が困難になったため、バナメイエビに変更。店のメニュー表記は「芝エビ」から単なる「エビ」に修正したという。

 大阪新阪急ホテルでは芝エビ以外の「偽装」も発覚した。九条ネギとしながら、白ネギや葉物野菜が「代替品」として使われていた。ホテルのサービス担当者は「添え野菜の内容変更まではお客さまに伝えなくても問題ないだろう」と考えていたという。

 本紙に東京の食肉卸の関係者からも「まだ表面化していないが、肉の流通でも問題がある」と連絡してきた。本紙もウラを取っていないので、聞いた話だけで記事には出来ないので、関連資料を提供するように折衝中である。

 入手次第、掲載する。