2013.10.31.
箱物好き・役所の論理:太宰府市体育複合施設!
設計は「梓設計」に!
現在太宰府市には屋内体育施設として体育センターと南体育館があり、さらに新たに取得した国士舘大学跡地には1600uを超える体育館がある。あわせて小中学校の体育館・武道場も開放されているが、執行部の説明によると、これらの体育館使用率は飽和状態という。22億円の建設予算の大部分が借金で、さらに毎年数千万円の管理費がかかる。中学校体育館などは老朽化が進んでおりこちらが先ではないか。
小学校も改善を要する点が山積している。と太宰府市議会議員 門田直樹氏はHPでも指摘しているが、当局も議会もお構いなくと予算を通し、設計入札を始めた。
市は、基本計画案の公表に先立ち、建設に向けた「基本的な考え方」をまとめ、市民大会などが開催可能な中規模体育館とし、子供から老人まで気軽にスポーツに親しめる施設とする。メーンアリーナは公式競技でバスケットコート2面、バレーボール3面、バドミントン8面に対応し、観客席は450席程度とする。
また、複合機能として、災害発生時の防災や避難の機能を持たせる。設備面では、電力の安定受給などを考慮し、太陽光発電、地中熱、太陽熱などの再生可能エネルギーの利用を検討する。
<太宰府市体育複合施設建設基本計画(案)による概算事業費>
委託費 実施設計等 7,900万円
工事費 建築工事等 19億 1,705万円
用地費等 福岡県保健環境研究所用地費他 2億 900万円
その他 確認申請手数料等 543万円
計 22億 1,048万円
福岡県太宰府市は、体育複合施設新築工事の設計者選定に当たり、指名設計コンペを実施した結果、梓設計案の採用を決めた。
基本計画では、メーンアリーナの約47m×35m(約1650u)、柔道場(600u)、剣道場(同)、観客席(600席以上、車いす席5席以上)のほか、会議・研修室、管理部門、更衣室など総延べ7200u程度を想定している。
概算工事費は19億1705万円。設計費や用地費などを含む総事業費に約22億円を見込む。2014年9月の着工、16年2月の完成を目指す。