2013.11.01.

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久留米市:新ごみ処理施設・基本設計決まる!

1月着工・浸水対策も!


 久留米市は10月25日、市が同市宮ノ陣町八丁島地区に建設を計画している新たなごみ処理施設の基本設計を発表した。来年1月、焼却炉2基を備えた工場棟の工事を始め、2016年4月の稼働を目指す。建設事業費は約141億円。

 今年3月から基本設計を進めてきた。約7万4000uの敷地に、工場棟▽リサイクルセンター▽管理棟▽災害廃棄物貯留ヤード▽雨水調整池___などを備える。

 工場棟は、地上6階、地下1階で延べ床面積約1万6900u。ダイオキシン発生を抑えるために800〜900度の高温で燃焼するストーカー炉2基や高さ59mの煙突などを設置する。通常運転時は燃料を使用せず、ごみ自体の燃焼によって運転する。処理能力は1日163トン。

 建設用地周辺は豪雨時に最大5mの浸水が予想されている。このため、地下1階に設置するごみ貯留ピットは、投入口を地上5m以上に設けるとともに、炉の基礎部分がある1階を防水壁と扉で囲み、浸水時の水没やごみ、焼却灰の流出を防ぐ。

 豪雨災害時には、地域住民の避難所としても活用できるといい、最大600人を収容。非常用の水や食料、毛布などを常備する。広さ約4050uの災害廃棄物貯留ヤードは、平時はサッカーやグラウンドゴルフ場として利用できる。

 記者会見で八尋幹夫環境部長は「稼働に向けて全力を挙げて取り組む」と意気込みを示した上で、施設建設に反対する住民に対しては「裁判の中で安全性や必要性をきっちりと丁寧に説明したい」と語った。