2013.11.07.

北朝鮮・移動式長距離ミサイル:実験可能に!

模型と見られていた「KN−08」!

偵察衛星による探知が困難!


 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮専門ウェブサイト「38ノース」は、発射台の移動が可能な北朝鮮の新型長距離弾道ミサイル「KN−08」の開発が進展し、発射実験が可能な状態に達したとの分析結果を発表した。北朝鮮は米国に対話再開を求める一方、水面下で米本土に到達可能なミサイルを着々と開発しているとみられ、米側は警戒を強めている。

 KN−08は車両から発射される移動式の長距離弾道ミサイル。2012年4月の軍事パレードに初めて6基登場した。発射実験が行われた形跡がなく、当初は「模型」との見方もあった。

 しかし、ノース38が11月4日に公表した分析によると、今年7月の軍事パレードで撮影されたKN−08の写真を昨年4月の写真と比較した結果、ミサイルごとにばらつきがあった溶接部などの仕上げ具合が均質化していた。設計技術がほぼ確立したとみられ「いつでも初の発射実験があり得る」と結論付けた。

 北朝鮮は12年12月にテポドン2号(射程約6000km)を上回る射程1万km以上と推定される長距離弾道ミサイル(北朝鮮は人工衛星と主張)の打ち上げに成功しており、KN−08の発射実験に成功すれば、米西海岸に到達可能な移動式ミサイルを手に入れることになる。

 移動式ミサイルは、偵察衛星による探知が困難なため、米側は警戒を強めている。米太平洋軍のロックリア司令官は5日の記者会見で「ミサイルが技術的に米本土に到達する可能性を考慮して計画を立てている」と述べ、KN−08の完成を前提に防衛網を強化していることを明らかにした。


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