2013.11.17.

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ロシアの空母:インドへ引き渡しで出発!

インドは海軍力を増強中!



  

 ロシアは11月16日、改装した旧ソ連製空母「アドミラル・ゴルシコフ」(インド名ビクラマディティヤ)をインドに引き渡した。空母は30日にロシアを離れ、2014年初めにインドに到着する見通し。

 ロシア訪問のインド・シン首相は10月21日、モスクワでプーチン大統領と会談した。

 

 両首脳は、露製空母を印側に引き渡すことなどを確認し、軍事協力を一段と強化することで一致した。 インドは、最大の兵器供給国ロシアとの協力を促進し、インド洋で影響力拡大を狙う中国の脅威に備え、軍備増強に力を入れる構えだ。

 両首脳は会談後に共同声明を発表し、軍事協力について「緊密な協力が2国間の戦略的関係に不可欠」と強調。11月に印側に引き渡す露製空母「アドミラル・ゴルシコフ」の改修完了を歓迎し、次世代戦闘機の共同開発推進を確認した。

 

 プーチン大統領は会談後、記者団に「インドは軍事技術協力のパートナーだ」と述べ、シン首相も「我々の関係は強くなっていく」と応じた。

 インドは、インド洋で活発な動きを見せる中国をけん制しようと、海軍強化に力を入れる。2012年にロシア製原子力潜水艦を配備、世界6番目の原潜保有国となり、今年8月には初の国産空母を進水させた。

 国防費は13年度予算案で前年度比5・3%増の2兆367億ルピー(約3兆4600億円)で、10年前の3倍以上となった。

 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所によると、インドは取引額ベースで世界最大の兵器輸入国だ。ロシアはインドの兵器輸入の約8割を担う最大の供給国として、印軍の増強を支えている。

 中国がインド洋で拡大を図るのは、中東・アフリカからの資源ルート確保を念頭に軍事拠点を築くのが目的だ。インドの宿敵パキスタンやスリランカなどへの資金援助や港湾整備を展開し、インドを刺激している。