2013.11.19.

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徳洲会:指宿市内て選挙全体会議! 

目立つと県警に疑われる!


 「徳洲会」グループによる選挙違反事件で、東京地検特捜部などが、徳田 毅議員の選挙区の地元議員を一斉聴取していた。地元議員が、TVの取材に対し、事情を聴かれたことを認めた。 事情聴取された市議会議員は「検察庁に呼ばれた。何で呼ばれたのかと思った」と話した。

 公職選挙法違反容疑で逮捕されたスターン美千代容疑者(46)など、徳田毅議員の親族は、選挙運動を現地で指揮したとみられる、石川一郎容疑者(58)らに、裏の選挙対策費として、9,000万円を手渡したとされ、票の取りまとめをめぐる地元有力者への裏金などとして使われた可能性が浮上している。

 事情聴取された市議会議員は「(選挙運動に)どんな職員が来ていたか聞かれた。(金銭の授受について聞かれて)いや、ないよ。金のことは知っているはずはない」と話した。

 徳洲会グループが昨年の衆院解散直後、徳田毅衆院議員(鹿児島2区)の選挙運動の実動部隊となる系列病院幹部を集めた全体会議を鹿児島県指宿市内で開いていたことが11月18日、徳洲会関係者への取材で分かった。鹿児島市長選と重なったため「目立つと県警に疑われる」と、鹿児島市の中心部から約40km離れた場所を選んだという。

 全体会議は選挙運動の最初の重要会議で、徳洲会は県警の選挙違反取り締まりを警戒したとみられる。東京地検特捜部や警視庁は、逮捕された幹部ら6人に違法性の認識があったとみて調べる。

 徳洲会グループの公職選挙法違反容疑事件は、徳田毅衆院議員の09〜11年に、毅氏の政治団体に個人や企業から寄付された政治献金約3億円を分析、ほぼ9割が、親族やグループ企業からの献金と判明した。

 徳洲会グループが全国の傘下病院に事実上のノルマを課して毅氏の政治資金パーティー券を関係先に販売させていた疑いも浮上。組織の存亡が危ぶまれる状況だ。

 昨年10〜12月、全国の傘下病院に事実上のノルマを課して徳田毅衆院議員の政治資金パーティー券を販売させていたことが11月13日、内部資料などで分かった。グループの大阪本部が各病院の販売状況を集計し、売り上げが悪い病院には電話で督促を繰り返すなど、集票だけでなく集金活動も医療現場にさせていた。

 複数の地方病院幹部によると、昨年10月頃、グループの大阪本部から東北、関東など地区ごとに数百枚ずつのパーティー券が配られ、地区内の病院や社会福祉施設に割り振って販売するよう指示された。

 パーティー券は1枚2万円で、1病院当たりの割当金額は平均百数十万円に上った。パーティーの開催日は衆院選投票翌日の昨年12月17日で、「それまでに売り切ってほしいとの指示だった」(病院幹部)。

 徳田議員の資金管理団体は前年の平成23年にも資金パーティーを開いており、総務省届け出の収入額は1億7293万円。24年のパーティー収入額は11月下旬に公表される予定。

 逮捕された徳田姉妹がいくら否認しても、押収された資料と選挙に関与した人数があまりにも多く、めんどりが囀りすぎて動員された実行部隊が腹に据えかねていたところもある。検察に呼び出されて鬱憤晴らしに喋ることも多くなる。

 「捜査のメスが徳田一家にとどまらず、現経営陣に及ぶといよいよ危ない。グループの解散という事態も起こりうる」(捜査関係者)

 すでにグループ崩壊を見据えた不穏な動きも出ている。

 「今回の事件に便乗して、他の医療法人が、都心部にある徳洲会の大型病院を買い取ろうという動きがある」とは医療関係者。

 選挙を口実に、どこまで事件は広がるか、関係者はヒヤヒヤしている。