2013.12.15.

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防衛省・中期防:無人偵察機3機を初導入!

偵察機「グローバルホーク」!


 政府は12月13日、2014年度から5年間の防衛力の指針となる中期防衛力整備計画(中期防)をまとめた。東シナ海で中国が広範囲な防空識別圏を設定し、空の緊張が高まっていることを踏まえ、航空自衛隊の装備を重視。監視強化のため、無人偵察機3機を初めて調達する。17日に閣議決定する。 


   

 無人偵察機について防衛省は、米国製で高高度滞空型の「グローバルホーク」の導入を軸に検討する。緊急発進(スクランブル)した戦闘機の活動範囲を拡大するため、新型の空中給油機も3機配備する。


   

 海上自衛隊の装備では、高速航行が可能な小型護衛艦を3隻導入。離島沿岸部の水深が浅い海域での活動に備える。北朝鮮の弾道ミサイル対策では、弾道ミサイル防衛(MD)システムを備えたイージス艦を2隻建造。潜水艦も5隻新造する。


   

 陸上自衛隊は戦車の調達数を44両に抑える一方、高速走行が可能な機動戦闘車を99両配備する。外敵が離島に上陸、占拠した場合に対応する「水陸機動団」の装備として、水陸両用車52両を盛り込んだ。米海兵隊が使用するMV22オスプレイのような垂直離着陸型輸送機も17機導入する。
  

   

 これらを整備するための中期防の総額は、24兆6700億円と決まった。

 一方、中期防と合わせて閣議決定する新たな防衛大綱で、おおむね10年後の自衛隊の整備目標を記す「別表」では、特殊部隊やテロに対応する陸自の中央即応集団を再編。新概念「統合機動防衛力」に沿って、3個機動師団、4個機動旅団、1個水陸機動団などに細分化する。これまで陸自の主要装備としてきた戦車と火砲は、新概念に照らして別表への掲載を見送った。


   

 陸自隊員の定員は常備自衛官15万1000人と即応予備自衛官8000人の計15万9000人とし、現大綱の15万4000人から引き上げた。陸自定員の増員は初めてとなる。