2014.01.24.

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唐津赤十字病院:建築・設備の応札は各1社!

移転事業費23億円増!

開札は2月6日!

噂に上っている会社で落札へ!


 唐津市は2013年12月2日、2016年に同市長谷に移転する唐津赤十字病院の事業費の内訳を明らかにした。12年3月に105億円と見込んでいたが、建築費などの増加で、約23億円増の127億8900万円となった。増加分は国の原発関連交付金25億円などで補い、地元負担は減少している。

 唐津市や日赤の計画によると、内訳は工事費94億円、医療機器33億円など。建築資材費や人件費の上昇で、建築費は14億円増加した。医療機器が5億9千万円増となったほか、消費税増税に伴って3億2千万円増える。

 一方、財源は特定財源55億4800万円(地域医療再生基金18億5600万円、医療施設耐震化基金11億9200万円、原発施設立地地域特別交付金25億円)のほか、日赤が36億2100万円、県が18億1千万円、唐津市が16億8500万円、玄海町が1億2500万円を支出。特定財源が30億円ほど増えた分、それぞれの負担額は県が1億8600万円、唐津市は1億7300万円、玄海町は1300万円減っている。

 ただ、震災の復興需要やアベノミクスで建設業界は活況を呈し、人手不足の状況。本年度は全国の国立病院で落札不調が続いており、日赤は「ゼネコンは仕事を選んでいる状況で、今後、建築単価が上がる心配もある」という。景気低迷時に建設された県医療センター好生館は1u当たりの建築単価が26万円に対し、唐津赤十字病院の計画は30万円となっている。

 新病院は敷地面積3万1千u(現在2万2千u)、鉄筋7階建てで、病床数304床(同337床)。駐車場は680台(同500台)、屋上ヘリポートも整備する。敷地内には、唐津東松浦薬剤師会が1億2千万円で年中無休の夜間対応薬局を設置。感染症対策としてドライブスルーの対応も行う。

 新病院は本年3月着工、16年5月に現在の唐津市二タ子から移転開業する予定。来年2月に入札する。

 この予算増額で、大成建設と九電工は満足し、唐津赤十字は後顧の憂いなく発注できる。