2014.02.13.

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ベトナム:能力不足の公務員・削減!

20年までに10万人削減!

能力不足の職員の12%しか削減出来ない!

日本も大ナタを振るう必要がある!


 内務省は2020年までに公務員や国営企業の従業員などを10万人削減する政令案を作成した。能力不足の職員を排除する狙いだ。

 対象は公務員と国営企業や国家機関の管理職で、政令案は現在、パブリックコメント手続きにかけられている。

 10日付ベトナムネットによれば、内務省は10万人のうち8割を早期退職、2割を解雇する方針。人員削減の実行には、早期退職の対象者1人当たり7,500万ドン(3,500米ドル、約36万円)、解雇には9,000万ドン必要となり、総予算は8兆ドンとなる。

 グエン・スアン・フック副首相は昨年、公務員280万人のうち3割に当たる84万人が適切に労働していないとの見方を明らかにしている。このため内務省案が実行されたとしても、不良職員のうち12%しか削減できないことになる。

 11日付ベトナム・ニュース(VNS)によれば、政令案は業務遂行能力や勤務態度に問題がある職員を削減する狙い。直属の上司が1〜2年間にわたって業務遂行能力がないと判断した場合や2年連続で30日以上の病欠を取った場合には、人員整理の対象となる。

 ただし内務省国家組織科学研究所のグエン・フー・キエン教授は、実際には従業員の能力評価は難しいと指摘する。キエン教授は、「公共部門は45人乗りのバスに60〜70人の乗客がすし詰めになっているのと同じ状況」として、不透明な人材採用により過剰雇用に陥っていると考えており、採用の適正化を訴えている。