2014.02.17.

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熊本・菊池新庁舎:計画内容見直し・設計完了不透明!

江頭実市長の一言で設計変更へ!

着工時期・見通したたず!


 市庁舎などの整備を計画する熊本県菊池市は、行政機能を集約する方向で基本計画の見直し作業を進めている。このため、2013年度内の設計完了は困難となり、14年度の着工予定も不透明となった。早期に基本計画を固め、改めて基本設計を進める。

2013年3月、市庁舎等建築工事設計の指名プロポーザルを実施し、最優秀提案者として梓設計を特定した。次点は山下設計。概算事業費は本庁舎リニューアルを含め、約42億9000万円を試算している。2013年度内に設計を完了させる予定であったが、江頭市長の口出しで、もたつき始めた。

 市庁舎整備に当たっては、ことし2月に基本構想・基本計画をまとめている。これによると、市民サービスの向上、防災拠点機能の強化、市民交流の促進などを基本方針に、現本庁舎の耐震補強・リニューアルに合わせて、現庁舎南側の市営プール跡地に行政機能と中央公民館、図書館機能を持つ生涯学習センターが複合した新別館を建設するとしていた。3月に指名プロポーザルで梓設計を選定し、基本設計を進めていた。

 しかし、4月に就任した江頭実市長が建築基準法の緩和などを受けて、現本庁舎を一部増築して行政機能を集約し、市民の利便性を向上させるとともに、新別館の2階に予定していた図書館を1階に移すなど基本計画を見直しを表明した。これに伴い、基本設計案を審議する予定だった庁舎等整備市民委員会の開催も延期している。市は早急に整備方針をまとめ、市議会や検討委員会に報告し、市民への説明などを経て基本計画をまとめるとしている。

 当初計画の概算事業費は約42億9000万円で、この範囲内で計画を見直したい考えだ。新別館の規模は庁舎部分が延べ4886u、図書館が同2541u、中央公民館が同1890uを目安にしていた。