2014.02.28.

香川県立体育館・改修工事:応札者・ゼロ!

4回目の公告は4月早々!

6月議会に間に合わせる!


 資材価格の高騰や作業員不足の影響で公共工事の「入札不調」が相次ぐ中、県立体育館(香川県高松市福岡町)の耐震改修工事でも、本年度に計3回実施した入札に応募がなく、不調に終わっていたことが分かった。

 香川県によると、入札は昨年の11月と12月、今年1月の計3回実施した。開札は2月14日。上限価格を示す予定価格は1回目と2回目が6億円弱。3回目の入札前には、参加希望社から事前に取った見積額などを参考に予定価格を見直し、8億円強にまで上げたが、応募はゼロだった。前回の予定価格は5億8968万円(消費税含む)だった。


 順調なら昨年11月に業者が決まり、2月議会で議決を得て来年度早々にも着工する見通しだった。県では今後、4回目の入札を行う予定だが、最速でも6月議会での議決、夏場の着工にずれ込むことになる。

 同体育館は1964年に完成。世界的建築家の故・丹下健三氏の設計で知られる。老朽化で天井が落下する恐れが指摘され、一昨年7月から競技場の使用を中止。耐震化に合わせて天井の補強も行う予定だ。

 県土木監理課によると、本年度(4〜12月)の県発注工事の入札計1664件のうち、不調は58件(不調率3・5%)。大半は再入札を経て契約している。


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