伊良原ダム：大成建設落札は本当か！

4月2１日開札・大成、フジタ、地元ＪＶ！

　大成・フジタの３社ＪＶが落札するという話がヒンピンと入ってくる。大本命となった前田建設工業が引いたというのである。この手の工事、通常引いたという言葉は、退かされたというのと同義語である。

　伊良原ダムは福岡県の発注であり、県内では２つ目となる。２年前には五ケ山ダム本体工事が鹿島・飛島・松本ＪＶが前田・日本国土・三軌ＪＶ、大成・間・松尾ＪＶ（２ＪＶ同額）より１０００万円高い１６３億３０００万円で受注。

　ダム骨材工事は、大成・間・松尾ＪＶが低入調査価格（116億7600万円）より低い１０９億５２００万円で受注、応札５ＪＶの中で低入価格を切ったのは他に前田・日本国土・三軌ＪＶである。

　この五ケ山ダムを鹿島が受注してから、下請けを我が息の掛かった会社に取らせようと画策し、予定下請けから依頼を請け東京から九州に出張り、福岡のスーパーゼネコンに名刺をばら撒いている、いま売り出し中の「元衆議院議員○賀Ｍ氏の秘書・Ｉ上章」なる人物がいる。

　今、入札進行中である伊良原ダムでは名前は出てこないが、Ｉ上章秘書は元々○賀Ｍ氏の秘書であった。なぜ辞めた者が戻れたかは定かでないが、ここ１～年、東京ー福岡間を頻繁に行き来している。

　しかし、前田建設工業が狙っていた伊良原ダムが大成建設ＪＶが受注するのはなぜか。

国の仕事は国土交通省が、県の仕事は県知事が所管するものだが、流れに竿を刺せるのはだれか。大成建設に落札させようと動いたのは、、、。