2014.03.27.

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香川・さぬき市庁舎:2案検討・今夏めどに基本構想!

新庁舎と第2庁舎の2案!


 香川県さぬき市は3月25日、市庁舎の再整備に向けて意見交換する「さぬき市庁舎のあり方検討委員会(委員長、西成典久・香川大経済学部准教授)を開いた。統合新庁舎建設案と第2庁舎建設案の2案について検討した。今夏をめどに基本構想を策定する。

 同市は平成14年4月1日に5町合併で誕生。本庁舎は12年に完成した旧志度町の建
物を活用しているが、南海トラフ巨大地震では県内で最も高い3・8mの津波が想定されている。そのため、検討会では新庁舎に全部署を統合する案と、総務部(危機管理係)▽市民部▽健康福祉部▽教育委員会−を第2庁舎として山間部に移転する2案について、買収面積や周辺整備などを含め比較検討した。

 候補地は2案とも、寒川支所周辺(同市寒川町)、野間田グラウンド(同長尾町)、下所運動場用地(同長尾町)の3カ所。委員からは「1カ所に集約した方が市民サービスの連携が図れる」「第2庁舎建設の方が費用が安い」などの意見が出された。

 西成委員長からは「支所の跡地を美術館やカフェなどにし、市民が集える場所にする町づくりも同時に考える」などの提案もあった。

それぞれ候補地別に総事業費などの詳細を示した。

 市の資料によると、全部局を新庁舎一つにまとめる場合、47億7600万〜42億3200万円の総事業費を見込んでいる。第2庁舎を建設し、志度にある現在の本庁舎との2カ所に集約する場合は25億8100万〜23億7800万円の事業費がかかるとした。

 候補地には市寒川支所周辺や同市長尾の野間田、下所両地区の市有地の3カ所を挙げており、担当者は周辺の用地買収や道路整備などによっては総事業費にさらに差が出ることを説明した。

 会合では、委員から現行体制を維持した場合の比較資料や跡地利用の先進事例などの提出を求められ、次回会合では、それら資料を含めて協議することを申し合わせた。