2014.05.15.

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中国・東シナ海:ジョンソン暗礁に滑走路着手か!

東南アジア訪問の中国!

右手で握手・左手に剣!


中国は南沙諸島(スプラトリー諸島)で滑走路の建設を開始すると見られている。フィリピン外務省のチャールズ・ホセ報道官が明らかにしたところによれば、中国は浅瀬ジョンソン暗礁を実効支配し、建設に必要な構造物の運搬を始めたという。報道官によれば、これはフィリピン海軍の撮影によって明らかになったもの。

もしこの情報が正しいものであれば、中国は、領有権をめぐって争われているこの南シナ海領海で初めてとなる滑走路を建設することになる。無人である南沙諸島、また石油や天然ガスが豊富な暗礁に対しては、フィリピン、台湾のほか、ブルネイ、ベトナム、マレーシアなどが領有権を主張している。

フィリピンは南シナ海で座礁した船に兵士を常駐させているが、最近、その兵士たちに食料や水を届ける補給船を中国の監視船が妨害したという事件が起きている。また、フィリピンは、南沙海域でウミガメを密漁したとして、11人の中国人漁師を逮捕するなど、中国、フィリピンともに、攻撃的な動きに出ているとして双方を非難している。

中国が南シナ海における領有権の主張に関し、中国はこれまでも自らの権利を主張してきたが、それを今は実行するようになっている。

−中国は緊密な貿易経済関係を持つ東南アジア諸国との関係を先鋭化しようとしている。中国指導部はASEAN(東南アジア諸国連合)諸国を訪問しており、どの国でも暖かく受け入れられている。そこで友好関係は発展しているかのように見えるが、実際には中国は南シナ海で強硬な政策を実行している。今後、状況がどのように発展していくのかを予想するのは困難だが、中国は自国の力に自信があり、要求を実現することができると考えていることは明らかだ。

中国はベトナムとの間でも軍事紛争直前の様相だ。原因はベトナムが領有権を主張する島の周辺で、中国がリグを使って石油の掘削作業を行なっていることだ。双方はこの海域に100隻の艦艇を派遣、衝突が発生した。体当たりや放水でやりあっているが、いつ軍事衝突に発展するかわからない。

ベトナムでは反中抗議デモが実施され、中国資本の工場だけでなく中国語で書かれた工場(台湾企業)も被害を受けている。

こうした抗議行動が発生した翌日、アメリカ政府が深い懸念を表明しただけで、逆に中国は「煽るな」と逆襲をかける始末。アメリカの弱腰を見越しての口撃である。