2014.05.20.

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唐津日赤病院・移転工事:3度目の入札に突入!

厚労省・3月末着工を1年延長!

約23億増額でも不調!


 2月6日の本体工事の入札が建設費の値上がりで不調に終わった唐津日赤の入札。入札は、機械工事などいくつかに分割して東京であった。このうち本体工事に応札したのは大手ゼネコンと県内業者による1企業体だけで、業者側の見積額が赤十字側の予定価格を上回ったため、不調に終わった。

 事業費は、建設資材や人件費の高騰が重なり、当初発表の約105億円から約127億円に引き上げたばかり。約55億円を占める国の補助金のうち、医療施設耐震化基金11億9200万円が3月末までの本体着工を条件。同事業は国の医療施設耐震化臨時特別交付金利用で、当初は13年度中の着工が条件だったが、厚生労働省が着工期限を1年延長した。

 唐津市二タ子の唐津赤十字病院移転工事の2度目の入札が5月14日、東京の日本赤十字社であったが、2月に続き再び不調に終わった。今後は最も低い価格で応札した業者との随時契約を検討しているが、交渉が成立せず3度目の入札となれば、6月予定の着工や2016年5月開院に影響が出そうだ。病院は移転先の北部医療圏地域医療センターエリア(同市和多田・町田・長谷3地区に整備)の核になる予定。

 今回は複数の業者が入札したが、いずれも予定価格を上回ったという。

 計画では鉄筋コンクリート7階、屋上にヘリポートを整備する。医療機器購入費など含めた総事業費は127億8900万円。

 北部医療圏地域医療支援協議会長の世戸政明副市長は「地域医療充実のためにも計画通りの開院を目指してもらいたい」と話した。