島原市・新庁舎設計プロポ：公告準備中！

大手、地元の２者ＪＶ検討！

本体工事費２５億５５００万円！

　長崎県島原市は、新庁舎建設工事設計業務の公募型プロポーザルを７月までに公告する方針で準備を進めている。地元企業の参画を促すため、庁舎などの実績がある大手設計事務所と地元事務所の２者ＪＶへの委託を検討している。審査委員会のメンバー構成もほぼ固まっており、プロポーザルの資格要件やＪＶのあり方など実施要領を早急にまとめ、設計者の選定に入る。

　新庁舎は市民の安全・安心を守り、島原らしい特性を生かしたコミュニティーの中核施設として建設する。規模は５～７階建てで、延べ７０００～７８００㎡を想定し、パブリックスペースや生活利便施設なども別途検討する。再生エネルギーや島原独自の素材の活用、ユニバーサルデザインの導入、効率的で柔軟な執務空間などを整備方針とする。

　概算事業費は本体工事費２５億５５００万円と設計・調査費２億円など計約３５億円。建設地は同市上の町５３７の現庁舎敷地内。敷地面積に３５７４㎡を充てる。

　スケジュールは設計を１年半程度でまとめ、解体に半年程度、本体建設に２年程度の工期を見込んでいる。１６年度の着工、１９年１月の業務開始を目指す。