2014.06.06.

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三菱航空機:小型機「MRJ」のエンジン搭載へ!

試験飛行・来年4〜6月の見込!


 三菱航空機(名古屋市)は6月5日、国産初の小型ジェット旅客機として開発している「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の飛行試験機用エンジンが到着したと発表した。機体を最終組み立てする親会社の三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で、6月中にも主翼下部へ搭載を始める。

 エンジンは米航空機エンジン大手プラット・アンド・ホイットニーがMRJ用に開発。最新型エンジンで、燃費効率が大幅向上する。

 基幹部品の受領で、2015年4〜6月に計画する初飛行に向けた機体組み立てや各種試験が加速する。

 MRJのエンジン「PW1217G」は、P&Wが開発する最新鋭エンジンシリーズの一つ。ギアを搭載し、タービンやファンの回転を制御して燃費向上や騒音低減を図ったのが特徴。

 従来エンジンを用いた競合他社の同型機より推進力と燃費性能がいずれも2割ほど高まるほか、騒音も減らせるという。三菱航空機は「新エンジンで経済性と環境適合性が飛躍的に向上する」とアピールし、売り込みを加速させたい考えだ。

 同エンジンは先週、最終組み立てを担う三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)に運ばれ、傷がないかなどを調べる「領収検査」を4日までに終えた。

 MRJは金額ベースで全体の6割が海外製。エンジンはその中でも最大を占めるとみられる。三菱航空機は年内の機体の外部公開(ロールアウト)を目指している。

 試験用の機体は今秋にも完成する予定。初飛行は2015年4〜6月を見込んでいる。

17年4〜6月の初号機納入を目指す。