2014.06.16.
中国・反ダンピング調査:日本とEUの透析機器メーカー!
日本は日機装とニプロ!
中国商務省は13日、日本および欧州連合(EU)の血液透析機器メーカーに対して反ダンピング調査を開始したと明らかにした。
商務省はウェブサイトに掲載した声明で、国内メーカーへの悪影響を調べるとしている。中国では外資系企業が血液透析関連の市場を支配している。調査会社リサーチ・イン・チャイナの2013年のリポートによると、2012年に国内で使用された血液透析機器の約4分の3は輸入製品だった。
ドイツのフレゼニウスの2013年会計報告によると、同社の血液透析機器市場での世界でのシェアは34%と最大。同社の子会社、フレゼニウス・メディカル・ケアは中国市場で約50%のシェアを有している。
同社はコメントの要請に応じていない。
傘下にスウェーデンの透析機器メーカー・ガンブロを有する米バクスター・インターナショナルの世界でのシェアは約30%となっている。同社からもコメントは得られていない。
その他の大手メーカーは日本の日機装とニプロ。2社は調査が行われていると確認したが、コメントは控えた。