玄海町長選：中山町議が出馬表明！

現職含め４候補の激戦か！

　７月２９日告示、８月３日投開票の玄海町長選で、町議の新人・中山敏夫氏（５９）が６月１２日、町議会本会議の一般質問の中で町長選に立候補する考えを表明した。立候補の表明は、現職・岸本英雄氏（６０）に次いで２人目。このほか２陣営で候補者擁立が検討されている。

　中山氏は、玄海原子力発電所に絡む交付金の使途が町民の利益に結びついていないとし、「利用者の少ない施設の運営費に交付金を使うのではなく、農漁業などの振興に充てるべきだ」と現町政を批判した。

　ただ、玄海原発の再稼働については岸本氏と同様、前向きな姿勢で、町議会に加えて区長会の意見も重視し、運転開始から来年で４０年となる１号機については「町民からは運転延長を不安視する声が出ている。延長は慎重に判断する必要がある」と語った。

　中山氏は同町出身。１９９３年の町議選で初当選し、現在６期目。