2014.06.20.

アクセスカウンター
着物買取着物買取着物買取カラコン着物買取

唐津沖海砂・過剰採取:県・06年度には問題把握!

年間掘削の深さ・3m!


 2012、13年度に唐津沖の海砂の採取区域で県の掘削制限を上回る採取が行われていたとされる問題で、県は06年度の段階ですでに問題を把握していたことが、市民団体が入手した県の文書でわかった。県河川砂防課は「過去の担当者から事情を聞き、長年にわたって問題が見過ごされてきた原因を明らかにしたい」としている。

 掘削制限は、県が海砂採取計画の是非を1年ごとに判断する基準となる認可要綱で規定。自然環境への影響を軽減するため、1年間に掘削できる深さを「3m未満」と定めている。

 唐津沖の環境保護を訴える市民団体「玄海漁協を明るくする会」(坂本善晴会長)によると、同団体の関係者が08年7月、県に掘削制限の認識を問う質問書を提出したところ、県は「(06年度の)調査で一部に深くなっている部分も認められる」と文書で回答。4日に「外部からの指摘で今月になって把握した」としていた県の説明と矛盾しているという。

 同団体はこの日、掘削問題について古川知事宛ての要請書を提出。「再三にわたって要綱違反を指摘してきたが拒否してきた」と県のこれまでの対応を批判し、責任の所在を明確にするよう求めている。