北九州市スタジアム整備等ＰＦＩ：九電工Ｇ落札！

１グループのみ応札！

落札額はほぼ満額！

　北九州市は７月１５日、ＷＴＯ対象となる北九州市スタジアム整備等ＰＦＩ事業の一般競争入札で、落札者を九電工グループに決めたと発表。契約予定額は１０７億２７６２万９７０４円（税込み）。８月に仮契約し、議会承認を経て契約する。提案書の提出は同グループのみだった。

　九電工グループの構成企業は６社。
代表企業は九電工、設計・工事監理は梓設計、建設業務は奥村組、若築建設、九電工、維持管理・運営業務は美津濃、日本施設協会。

　にぎわいあふれる北九州市の創出を目指し、Ｊリーグなどの試合や小中高生の大会、コンサート・イベントなどに活用できるスタジアムを整備する。

　九電工グループの提案はＲＣ・Ｓ造６階建てで観客席は１万５０６６席。メーンスタンド全面に屋根を設け、将来は２万席まで拡張可能とする。屋根は船のマストをイメージする吊り構造で市の新たなシンボルとなるデザインを採用したほか、敷地南側にスタジアムの顔となるプラザやにぎわいプロムナードを設け、来訪者に存在感をアピールする。ピッチとスタンドを近づけた臨場感あふれる演出、太陽光発電などの省エネ、省資源化も提案している。

　事業方式はＢＴＯ（建設・譲渡・運営）。９月に契約し、２０１５年４月の着工、１７年３月の供用開始を目指す。事業期間は３１年度末まで。