2014.08.28.

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天草市新庁舎・規模縮小:庁内で基本計画の修正着手!

15年度に設計提案競技予定!

アートポリス事業活用を中止!


 熊本県天草市は、新市庁舎建設基本計画の修正作業に入った。天草市は8月20日、県のアートポリス事業を活用した市庁舎建て替えを中止するとともに、新市庁舎の設計委託業者との契約を解除したと発表した。2014年度内に新たな計画をつくり、プロポーザルの実施要領を検討し、15年度早々に設計者の選定に着手する方針だ。17年度の着工、19年度の事業完了を目指す。

3月の市長選で初当選した中村五木市長は「維持管理費が高額になる」として同事業を使った建設手法見直しを選挙公約にしていた。市は今後、新たな建設計画を作り、2019年度の開庁を目指す。

 新庁舎を巡っては、熊本県の「くまもとアートポリス事業」の一環で昨年度に公募型プロポーザルを実施し、最優秀者に選ばれた山本理顕設計工場と県内の風+ICA+廣田+フジモトとのJVが基本設計までまとめていた。

 しかし、ことし3月に当選した中村五木市長が庁舎計画の見直しを表明し、手続きを進めていた。中村市長は19日の市議会全員協議会で山本理顕設計工場JV(委託契約・約1億6500万円)に解約通知を送付したことを報告し、基本計画を修正する方針を改めて示した。6月下旬に基本設計を終えていた。修正作業は庁内担当者で進め、市議会特別委員会などと協議してまとめる。

 当初計画では、総事業費約65億円で延べ約1万5000uの新庁舎建設と既存の新館改修(延べ約2100u)を想定していた。中村市長は公約で庁舎のコンパクト化による事業費20億円の削減を掲げていることから、規模も縮小する見通しだ。中村市長は、7月中旬にアートポリス事業の中止を県に届け出たことを明らかにしたうえで、「庁舎の規模を縮小し、48億円程度で整備したい」と語った。

 新計画策定後、15年度早々に公募型プロポーザルで設計者を選定し、16年度中に設計をまとめる。17、18年度で工事を進め、外構整備などを含めて19年度の事業完了を目指す。