2014.08.29.
海上保安庁整備費:巡視船6隻新造など・120億円!
監視用ジェット機3機!
尖閣警備・中国公船5隻が徘徊!
海上保安庁は8月28日、来年度予算の概算要求に、沖縄県・尖閣諸島周辺の警備強化のため、巡視船6隻の新造費と監視用ジェット機3機の整備費計120億円を盛り込んだことを明らかにした。
尖閣警備を中心とする海上の警備態勢強化費は今年度当初予算のおよそ2倍の約500億円で、要求総額は過去2番目の2041億円となった。
同庁によると、尖閣諸島周辺では中国公船が常時5隻程度 徘徊 はいかい し、外国漁船の領海侵入も急増。大半が中国漁船で、2012年度は39件、13年度88件だったが、今年度は今月26日現在で169件に達している。
同庁は、第11管区海上保安本部(那覇市)に大型巡視船12隻からなる「尖閣専従部隊」の配備を進めるなど、12年度から計22隻の巡視船の新造を進めているが、さらなる警備態勢の強化が急務と判断。新造する巡視船のうち4隻は漁船に対応するため小回りのきく180トン級の小型船とし、警告を表示する電光掲示板などを備える。残る2隻は500トン級の中型船で全国各地の警備を担当し、必要に応じて尖閣諸島に派遣する。