2014.09.02.

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中国パワー:経済で目くらましにあっている韓国!

蜜月の笑顔の裏で属国化!

米国・ミサイル防衛システム破棄要請!


 中国が硬軟合わせ技で韓国に浸透している。ソウル押し寄せる中国人観光客の後ろには14億人の予備軍がいる。済州島の不動産を買い、韓国のファッションや化粧品業界に投資する中国資本は韓国経済を潤している。中国の習近平国家主席は中韓首脳会談で韓国の朴槿恵大統領にミサイル防衛(MD)システムで米国と連携しないよう牽制し、安保分野でも韓国を揺さぶり始めた。韓接近に米国は神経をとがらせているが、韓国では中国の接近を商機ととらえる「機会論」が幅をきかせている。

 米国は韓国をMD体制に編入すべく強く求めてきた。米連邦議会は国防総省に「日米韓のミサイル協力策の評価」を求め、アジア・太平洋地域にMDを追加配備する案を検討中だ。

 8月21日に訪韓したワーク米国防副長官は、「北朝鮮がさらに多くのミサイル発射のような挑発を行う可能性があり、ミサイル防衛システムが重要だ。米国が求めるのは(米韓の)相互運用性であり、KAMD(韓国型ミサイル防衛システム)を抱え込むことではない」と明言している。

 アジア・太平洋地域で軍事力のリバランス(再調整)を進める米国は、日米韓ミサイル協力を北東アジアの同盟強化、米本土への防衛力増強の要として重要視している。

 米国は特に、高度40〜1500kmでミサイルを迎撃する高高度防衛ミサイル(THAAD、サードミサイル)防衛網への韓国取り込みに熱心で、THAADの在韓米軍配備については、韓国に要請済みだ。

 韓国はこれを「米中の間に立つ韓国におけるデリケートな戦略的な問題」(韓国紙)としてMD参加への明言を避け、独自のKAMDを開発するとの立場を取ってきた。

 中国は「THAADの韓国配備は、中国との関係を犠牲にするもの」(国営新華社通信)と露骨に批判している。

 7月の中韓首脳会談で「隠された最大のテーマ」といわれたのは、実はMD問題だった。習氏が首脳会談でどう語ったかは明らかでない。朴氏がどう応じたかも不明のままだ。ただ、中国は韓国のMD問題を韓国の真意を探る“踏み絵”とみていることは確かである。

 いまも相変わらず、この問題への明言を避けている韓国に、米中が結論を求めている構図が続いている。

 現在、韓国が運用している軍事ホットラインの相手は伝統的な同盟関係にある米国だけだが、今年中には中韓の軍事ホットラインが設置される予定だともいう。米国のリバランスと中国の急接近のはざまで、韓国は揺れている。