東電賠償：久間氏代表ＮＰＯ元幹部らを再逮捕！

１８００万円詐取容疑！

１人逮捕、２人再逮捕！

　東京電力福島第1原発事故の賠償金詐取事件で、警視庁組織犯罪対策3課などは９月６日、詐欺容疑で元NPO法人社員の進藤一聡容疑者（42）ら男2人＝詐欺罪で起訴＝を再逮捕し、新たに土木建築会社「誠武総業」（福島県いわき市）社長の佐藤武人容疑者（54）＝横浜市青葉区藤が丘＝を逮捕した。

　同課によると、進藤容疑者ら２人は容疑を認め、佐藤容疑者は「請求したのは間違いないが、だまし取ってはいない」と否認している。

　逮捕容疑は２０１１年１２月上旬、福島県内で宿泊施設などの設計施工・監理を行っていなかったのに、「原発事故で作業員全員が避難し、放射能の影響で工事は中止となり、工事費用も支払われなかった」などとする虚偽の賠償金請求書を東電に提出。１２年１月上旬に東電から約１８００万円を詐取した疑い。

　同課は、進藤容疑者らが１２年１～８月の間、代理申請や提出書類の偽造を手伝うなどして合わせて２０数社、計３億数千万円の賠償金受け取りに関与したとみている。

　同課によると、佐藤容疑者は逮捕容疑を含め１２年７月まで３回にわたり、賠償金計約４３００万円を受け取ったほか、下請け会社８社も東電から二千数百万円の支払いを受けた。同課は他にも虚偽申請をしていた可能性があるとみて調べている。　

　発表によると、元職員２人は容疑を認め、佐藤容疑者は「東電に賠償金を請求したが、だましてはいない」と容疑を否認している。

　同庁幹部によると、元職員２人が佐藤容疑者に虚偽請求を持ちかけた。３人は偽造の工事注文書などを東電に示して賠償金を受け取り、佐藤容疑者と、元職員側で半分に分けたという。

　同庁は、進藤被告らが１２年１～８月の間、二十数社の３億数千万円分の賠償金請求に関与したとみて調べている。進藤容疑者ら２人は容疑を認め、佐藤容疑者は否認している。