2014.09.19.

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福岡・川崎町町社会福祉協議:運営ずさん!

町が議会委に報告!

落札率99・5%も!


 川崎町は9月9日、補助金や業務委託料を支出している社会福祉法人川崎町社会福祉協議会の運営に「多くの問題があった」と町議会予算決算委員会に報告した。祝儀や香典などの渉外費は3年間で20倍以上に増え、職員給与の二重払いもあったと説明。社協会長の井塚誠副町長は「12月までに問題点を見直す」と釈明した。

 報告書によると、大谷春清町議会議員が社協会長に就任した2011年度以降、問題が顕著に。10年度に2万3千円だった渉外費は、11年度15万7千円、12年度29万2千円、13年度52万1千円に増加。報告書は「社協の活動範囲を超えた団体や個人の結婚式への祝儀、支出件数、金額など交際費の範囲を超える」と指摘する。

 12年度に町が委託した高齢者宅への配食サービス事業では、係長に登用された大谷議員の妻が勤務時間中に別の介護施設でホームヘルパーとして働き、給料を二重に受け取っていたと報告。1日付で係長から一般職に降格し、二重払い分の約12万円を本年度中に返還させるという。

  大谷議員は4月に会長を辞任。委員会で、妻の係長登用の理由について「一般募集したが応募がなかったため」などと答えた。

  町が社協に支出する補助金や委託料は10年度2413万円、11年度2589万円、12年度6803万円、13年度8179万円に増えている。


 川崎町社会福祉協議会がずさんな運営をしていたとされる問題で町は9月11日、大谷春清町議会議員が会長を務めた期間(2011〜13年度)に実施した社協発注工事の指名競争入札1件の落札率が、99・5%だったと町議会予算決算委員会に報告した。町は12月までに、他の社協発注工事の契約状況も調べ、議会に報告する方針。10日には男性町民が、社協運営問題を調べる調査特別委員会(百条委)の設置を求める要望書を議会に提出している。

 問題の工事は、老人福祉センターで実施する入浴サービス用のボイラー配管工事。12年8月に町外の5社が入札し、嘉麻市の建設業者が825万円で落札した。残る4社は予定価格を超えた。当時の入札担当者によると、会長だった大谷議員に紹介された飯塚市の業者を通じて指名5社を選んだという。

 百条委設置要望書は、祝儀や香典などの「渉外費」が増えたことや、高齢者配食サービスの1食当たりの経費が2倍以上に増えたことなど13点に上る疑義を指摘している。

 大谷議員は取材に対し「業者の指名に私は関与していない。(渉外費の増加は)赤い羽根募金協力者の子どもの結婚式などに使ったためで、社協のためになると思った」と語った。