2014.10.02.

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川内原発・補正申請の一部を提出:九電!

残りは10月末!

再稼働時期がさらに遅れ!


 原発再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査で、九州電力は9月30日、川内原発1、2号機(鹿児島県)の最終的な審査合格に必要な「工事計画認可」と「保安規定変更認可」の補正申請のうち、1号機に関する一部を原子力規制委員会に提出した。1、2号機の合格に必要な補正申請がすべてそろうのは10月末ごろとしている。

 規制委は9月10日、地震・津波の想定や重大事故対策など設計の基本方針を定めた「設置許可申請」に対し「新基準を満たしている」と許可した。

 九電は、具体的な機器・設備の仕様を決める工事計画認可と事故時の手順などを定めた保安規定変更認可について、審査での指摘を踏まえた補正申請を9月中に提出する方針だったが、申請書類は計約4万ページと膨大で、作業は難航。今回提出できたのは14項目中、1号機の2項目計約600ページ分だった。

 九電は「完成したものから提出する。他の部分も最終段階で、大きく遅れることはない」と説明。1号機の残りの項目と保安規定変更認可は1〜2週間のうちに、2号機については10月末にも提出できるとの見通しを示した。 

 年明け以降と見込まれていた再稼働時期がさらに遅れ、冬の電力の最需要期となる来年1〜2月にも間に合わない可能性が出てきた。

 同社が30日までに原子力規制委員会に提出したのは、川内原発1号機の機器の詳細設計をまとめた工事計画認可の補正書(14施設、4万ページ分)のうち、2施設600ページ分のみ。記載内容は規制委とのヒアリングを経てほぼ固まっているが、数値の確認作業などに時間を要しているという。

 1〜2週間以内に1号機の工事計画の補正書の残りを提出し、2号機の作業に本格着手する。このため、工事計画認可の全書類の提出は10月末までにずれ込むとした。

 運転管理体制を盛り込む保安規定変更認可の補正書については、2基分をまとめて1〜2週間以内に提出する方針だ。その後は、規制委から両補正書の認可を受けるまでに1カ月以上かかり、規制委による「使用前検査」を受ける必要もある。このため、再稼働まで今後少なくとも3〜4カ月程度かかる見通しだ。