2014.10.06.
大村市長選・現職松本氏:組織力で当選!
黒い噂が絶えない市長だが!
小林氏よりはまだましか!
任期満了に伴う大村市長選と欠員による市議補選は5日投開票され、市長選は無所属で現職の松本崇氏(73)=自民、公明推薦=が、いずれも無所属新人で元県議の小林克敏氏(69)=民主推薦=、元市議の園田裕史氏(37)、呉服店経営の野島進吾氏(46)を破り、通算6度目の当選を果たした。
「継続か刷新か」を最大の争点に、多選の是非や町づくりなどで舌戦を展開。松本、小林両氏を軸に選挙戦を繰り広げた。
松本氏は、競艇事業の黒字化など行財政改革の実績や国県とのパイプを強調、新図書館建設や国道34号の拡幅などが「道半ば」として「変えたら大変、任せて安心」とアピール。分厚い組織戦で勝利をつかんだ。
小林氏は「(5期)20年は長すぎる」と批判。「素通りの町」から「定着の町」への転換を掲げ、子育て支援の充実などを訴えたが、現職の壁に阻まれた。
園田氏は「無駄な箱もの事業の修正・撤回を」、野島氏は「責任世代で新たな町づくりを」とそれぞれ訴えたが、及ばなかった。
元職1人と新人4人が争った市議補選(被選挙数二)は、無所属で元職の岩永光功氏(50)と共産新人の宮田真美氏(41)が当選した。
当日有権者数は7万2566人(男3万3837、女3万8729)。投票率は市長選が62・62%で、前回の60・85%を1・77ポイント上回った。市議補選は62・44%=いずれも市選管調べ=。
同市長選、市議補選の開票作業で、投票箱や投票箱の鍵など物資の受け取りが遅れるトラブルがあり、午後9時に開始予定だった開票作業が21分ずれ込んだ。
全国市長会によると、現職市長では秋田県大館市などと並ぶ最多当選。
◎大村市長選(選管最終)
当19,835 松本 崇 73 無現
11,818 小林 克敏 69 無新
10,116 園田 裕史 37 無新
2,957 野島 進吾 46 無新