2014.10.11.

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韓国海洋警察・中国漁船に実弾8発:船長が死亡!

韓国海洋警察が発砲した経緯は!

不法操業の中国船に韓国側が発砲!

船長死亡で外交的措置を示唆!


  10月10日午前、韓国南西部の沖合で不法操業をしていた中国漁船の船長、宋厚模氏が、取り締まりに当たった韓国海洋警察の発砲で死亡した事故で、海洋警察官は発砲直前、漁船の船員らに首を絞められるなど危険な状況に陥っていたとされる。

 海洋警察は同日午前8時ごろ、全羅北道扶安郡の西約144kmの沖合で不法操業をしていた中国漁船(80トン)を発見し、停船命令を出した。

 漁船は排他的経済水域(EEZ)の外に逃げようとしたが、海洋警察の大型警備艇が追いつき、特殊機動隊員ら海洋警察官12人が漁船に乗り込んで操舵室や甲板にいた船員を制圧した。

 だが、拿捕された漁船の周囲に別の中国漁船4隻が押し寄せた。拿捕された漁船の船員20人と4隻の船員を合わせ100人余りが海洋警察官12人を相手に乱闘を繰り広げた。危うく警察官が捕えられかねない緊迫した状況だったとされる。

 海洋警察は、船員らが警察官のヘルメットを脱がせて首を絞めたり、凶器を手に襲い掛かってきたりしたため、拳銃(K5)を発砲したと説明している。ガイドラインに従い威嚇射撃をしたところ、拿捕された漁船の船長が被弾したと推定される。

  韓国・聯合ニュースの報道によると、10日午前8時半ごろ、韓国海域で不法操業をしていた中国漁船の乗組員が韓国海洋警察による取り調べに抵抗した後、呼吸困難などを訴えて病院に搬送されたが、死亡した。

 海洋警察官5人も船員らとの格闘で負傷した。

 海洋警察の関係者は「(相手が)危険物を使用したり、警備要員を攻撃したりした場合は火器を使用できるというマニュアルにのっとり、拳銃を使用した」と話している。

 報道によると、中国漁船は80トン級で、韓国南西部の全羅北道・扶安郡の西約144kmの海上で操業していた。韓国海洋警察は不法操業だとして船員を取り調べたが船員は抵抗。海洋警察は拳銃で空砲を3回撃ち、実弾8発を発射した。その後に船員は腹痛と呼吸困難を訴え、韓国のヘリコプターで病院に運ばれたが死亡した。

 聯合電は、病院関係者の話として、船長の腹部から銃弾が見つかったと伝えた。海洋警察官は、漁船に警備艇を横付けして船内に乗り込もうとした際、船長と格闘になったため、発砲したという。

 船長死亡を受けた中国総領事館は「非常に遺憾である」と表明し、外交的な措置を取る可能性も示唆した。

  韓国南部、光州の中国総領事館の副総領事は「非常に遺憾でとても悲しい。驚いており、強い不満を表明する」と述べた。

  韓国政府筋は今回の事故が韓中関係に与える影響について「外交および漁業当局間が緊密に疎通しており、不法操業が両国の良好な協力関係に影響を与えることがないようにすべきだとの認識を共有している」と述べた。

 黄海では不法操業する中国漁船が後を絶たず、2012年10月にも、中国人船員が海洋警察官の撃ったゴム弾に当たって死亡。中韓の外交懸案となった。