2014.10.14.

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南島原市官製談合:前市長現金授受認める・初公判!

起訴内容認否は保留!


 南島原市の汚職事件で、業者に便宜を図る見返りに賄賂を受け取ったとして加重収賄罪などに問われた前市長、藤原米幸被告(67)らの初公判が9日、長崎地裁(宮本聡裁判長)で開かれた。藤原被告は便宜供与や現金授受については「事実です」と認めたものの、起訴内容の認否を保留した。

 起訴状によると、藤原被告は2012年6月〜13年7月に執行した工事4件(落札額計4億3000万円)で、落札した福岡市の電気設備業、隔測計装に最低制限価格に関する情報を知らせるなどした謝礼として12年8月〜13年9月、3回にわたり現金計1300万円を南島原市の資材販売業「ナカムラ実業」社長(当時)の中村泰久被告(52)=加重収賄罪などで起訴=を通じ、隔測計装側から受け取ったとしている。

 検察側は冒頭陳述で、藤原被告が旧有家町長だった05年ごろにも、隔測計装に便宜を図った見返りとして1000万円の賄賂を受け取った、とした。さらに、南島原市長となった藤原被告が「賄賂を次期市長選の選挙資金にしようと考えた」とした上で、12年5月中旬、中村被告に「電気工事の落札を希望している業者はおらんか。力になってやる」などと持ちかけ、その後も「隔測はどがんね」「謝礼も頼むぞ」などと指示。賄賂は、中村被告が自社の事務所で隔測計装側から受け取り、藤原被告が自宅の納屋2階で中村被告から受け取っていた、と述べた。次回公判は16日。

 また、検察側は9日、中村被告に懲役2年6月、隔測計装の元営業部長、林達義被告(59)と同社長崎営業所の元嘱託社員、猿渡秀洋被告(61)=共に贈賄罪などで起訴=に懲役2年を求刑した。判決は11月26日。