2014.10.23.

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モスクワ・酒酔い除雪車に接触:飛行機離陸失敗!

仏石油大手トップ「トタル」CEOが死亡!


 モスクワ南西部のブヌコボ国際空港で10月20日午後11時55分(日本時間21日午前4時55分)ごろ、離陸しようと走行していたパリ行きのビジネスジェット機が除雪車に激突して大破、フランス人の乗員3人、乗客1人の全員が死亡した。ロイター通信などによると、死亡した乗客は仏資源最大手「トタル」の最高経営責任者(CEO)、クリストフ・ドマルジュリ氏(63)。除雪車の運転手は酒に酔っていた除雪車の運転手は重傷という。

 除雪車の運転手は無事という。空港は一時閉鎖され、事故から約1時間40分後に通常業務を再開した。

 空港当局の発表によると、事故当時、濃霧のため現場の視界は350mだった。事故機は仏ダッソー社の「ファルコン」。今後、国際的な原因調査が行われる。

 ドマルジュリ氏は2007年にトタルのCEOに就任し、欧米4大資源メジャーの一角を占める巨大企業を率いてきた。資源大国ロシアにとって、トタルは最大規模の海外投資元の一つで、シベリアなどでの資源開発のパートナーとして重要な位置づけにある。

 ドマルジュリ氏は今回、モスクワ近郊でのロシア政府と海外投資家との会合に出席するためロシア入りしていたという。ウクライナ情勢を巡って欧米各国が強化した対露経済制裁について、「欧州はロシアのガス抜きには生きられない」と明確に反対を表明していた。

 トタルは露北極圏ヤマル半島の液化天然ガス(LNG)事業に参画するなどロシアでの展開に積極的で、ドマルジュリ氏は米欧の対露制裁に公然と反対する数少ない財界人だった。

 露紙ベドモスチによると、同氏は対露投資をめぐり外国企業首脳と政府関係者らが討議する会議に出席するため、ロシアを訪問していた。