2014.10.23.

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徳島・児島元県議:オンブズマン刑事告発!

政活費「35件630万円不正」!


 市民オンブズマンとくしまは10月20日、政務活動費(2012年度まで政務調査費)を不正に支出させたとして、児島勝元県議(62)を詐欺などの容疑で県警に刑事告発した。告発状で、不正額は09?13年度で35件計約630万円に達したと指摘した。児島氏の弁護士は同日、領収証の改ざんなどの不適切な支出の調査結果を明らかにし、計約710万円を県議会へ近く返還する意向を明らかにした。

 県警は告発状の内容を精査して、受理するか判断する。告発後、県庁で記者会見したオンブズの大久保初子副代表は、児島氏が常習的に領収書を書き換えていたことを「議員に対する県民の信頼を裏切る行為で、他の議員の名誉も損ねた」と厳しく批判した。

 県議会は09年度に180万円、10年度以降は年240万円の政務活動費を交付した。
告発状によると、3日に児島氏が改ざんを認めた県政報告会の領収書(2件計127万円分)を含め、毎年90万?160万円程度の不適切な支出があったとしている。

 一方、児島氏は20日、代理人の島内保彦弁護士を通じて5年間分の訂正した政務活動費収支報告書を県議会に提出、受理された。領収書の改ざんや政務活動費に該当しない支出、その疑いがある支出は5年間で計76件約774万円に上り、児島氏は自己負担分を引いた約710万円を返還する方針だ。

 5年間に支給された政務活動費の7割弱に不正の疑いがあることについて、島内弁護士は記者会見で「本人のずさんな管理と認識不足があった。本来なら政務活動費と認められるものもあると思うが、疑わしいものは全て返還したい」と述べた。

 県議会事務局は計約649万円が不適切だった可能性があるとの調査結果をまとめていたが、今回の訂正報告書では指摘分は全て含まれており、事務局は返還額は妥当と判断した。