2014.10.24.

アクセスカウンター
着物着物宝石買取カラコンブランド買取【ブランドファン】

佐賀・漁港の防波堤工事:予定価格漏洩・逮捕!

唐津市職員・予定価格漏らした疑い!

漏えいあり得ない・唐津市!

大潮建設・社長久保克裕も逮捕!


 佐賀県警は10月22日、防波堤工事の予定価格を事前に業者に漏らしたとして、佐賀県唐津市水産課主査の碓井孝容疑者(41)を地方公務員法違反(秘密漏洩)容疑で逮捕した。また、情報を教えるよう依頼したとして、同法違反(そそのかし)の疑いで、同市鎮西町の建設会社「大潮建設」社長久保克裕容疑者(52)=同町中野=と、同社営業課長宮崎聡容疑者(52)=同市北波多岸山=を逮捕した。

 発表によると、碓井容疑者は4月中旬ごろ、同市鎮西町の土木港湾工事会社「大潮建設」の社長久保克裕容疑者(52)と営業課長の宮崎聡容疑者(52)=いずれも同法違反(そそのかし)の疑いで逮捕=の求めに応じて、駄竹(だちく)漁港(同市肥前町)の防波堤築造工事の予定価格(1億1008万円)の内訳を、入札前に教えた疑いがある。

 入札は4月17日、大潮建設を含む6社が参加し、大潮建設ともう1社が最低制限価格の9685万7千円で入札したため抽選となり、外れた大潮建設は落札できなかった。ほか2社も1千〜2千円しか変わらない価格で入札していた。碓井容疑者は予定価格を積算する担当だったという。

 事件の舞台となった漁港の防波堤工事の入札で、逮捕された久保容疑者が経営する大潮建設は、市が設定した最低制限価格で応札していた。最低制限価格は担当課の見積もりを基に、契約管理課がコンピューターによる独自の計算式で算出する「秘中の秘」。業者側への漏えいの可能性に、市も戸惑いを隠せない。

 最低制限価格は1円でも下回れば入札無効となるが、同社は別の業者1社とともに同額を提示。7月の別の入札でも“的中”させ落札している。坂口栄一・市農林水産商工部長は「(碓井容疑者が)見積額は把握しているが、最低制限価格を知ることはあり得ない。私も知らない」と強調した。

 防波堤工事の入札では参加した6社のうち4社が最低制限価格から誤差2千円以内に集中。市契約管理課は「業者も過去の入札結果を基に勉強し、公表されている予定価格から、かなり正確な読みをすることも多い」と情報漏えいの可能性に否定的な見方を示した。

 同市によると、4月に実施された今回の事件の入札には大潮建設を含む6社が参加。大潮建設と別の建設会社の2社が最低制限価格の9685万7千円を同額で提示し、くじ引きの結果、別の建設会社が落札している。

 県警は同日、市役所や容疑者3人の自宅など十数カ所を家宅捜索。碓井容疑者が情報を漏えいした動機について捜査している。

 事件を受け坂井俊之市長は「市政に対する不信、失望を与える事態となり、深くおわび申し上げる。事実関係を把握したうえで厳正に対処する」とのコメントを出した。同市では07年末、市発注の公共事業をめぐる贈収賄事件で、当時の総務部長が逮捕された。