2014.11.06.
中国・汚職捜査対象人数:1〜9月で3万5633人に!
職権乱用対象者は1万2109人!
シンガポールメディア・聯合早報は10月31日、中国最高人民検察院が同日発表したデータで、今年1〜9月の中国における汚職・賄賂による立件捜査を受けた人数が3万5633人にのぼることが明らかになったと報じた。
汚職捜査を受けた人物のうち、国内外で身柄を拘束された容疑者は502人にのぼった。
また、同時期に職権乱用で立件、捜査されたのは1万2109人で、省や部(日本の省庁にあたる)レベルでも2人が立件された。
中国では今年に入ってから中央や地方での汚職行為に対する取り締まりを強めている。とくに山西省はその「激震地」とされており、ある国外メディアは「捜査や罷免を受けた官僚の総数が3万人を超えると、当局が明らかにした」と報じている。
新華社は、同検察院の反汚職・賄賂総局長の話を引用したうえで、同期間中に過去最高となる20件の省・部レベルの事案を立件したと報じた。
検察当局はまた、注目を集めた国家発展改革委員会、中央テレビ(CCTV)内部の案件を含む中央機関の汚職事件についても捜査を実施した。
同局長は31日、各省レベルの検察院が168人を、各市レベルが2371人を重大な汚職・賄賂犯罪の疑いで立件、捜査したと語った。