2014.11.28.

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伊藤忠・JFE:ブラジル鉄鉱石開発事業・拡大!

隣接地元鉱山と一体開発へ!


 伊藤忠商事やJFEホールディングスは11月25日、両社が参加する国際コンソーシアムが40%出資するブラジル鉄鉱石生産・販売会社「ナミザ」と隣接する優良鉱区のカサデペトラ鉱山と統合し、一体開発すると発表した。

 ナミザの6割を持つ親会社でカサデペトラ鉱山を運営するブラジル最大の鉄鋼大手ナショナル製鉄(CSN)と基本合意した。

 来年早々にも統合会社を設立し、共同で生産するほか、鉄道や港湾の共同利用で規模のメリットを活かして効率運営を実現する。

 両鉱山はいずれも鉄鉱石価格の下落に歯止めがかからない中で減産を迫られている。

 ナミザは、伊藤忠と日韓鉄鋼大手が安定調達を目的に2008年に共同で権益を取得した鉄鉱石事業。統合会社設立で日本勢の比率は下がるが、鉱山開発の構造改革を進め、早期に増産に転じたい思惑が一致した。