2014.11.28.

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阿蘇山:気象庁は現状維持・山体膨張し大爆発寸前か!

阿蘇山噴火・マグマせり上がり!

やはり地球は活動期に入った!


熊本県の阿蘇中岳第1火口で起きた噴火は、11月25日午前10時11分と同日正午の2度の小規模噴火のあと、26日には火山灰を含んだ噴煙が火口から1000、最大1500mまで達し、福岡管区気象台によると、19年ぶりに噴石が確認され、火口では赤い火炎も認められた。降灰は火口東側へ約40kmの広い範囲で広がっている。

 「専門家は8月の噴火以降明らかに勢いは増していると見ている」

 福岡管区気象台は27日、熊本県の阿蘇中岳第1火口で再び小規模な噴火が起き、噴煙が一時高さ約1500mに達したと発表した。

 相次ぐ噴火について、同気象台はマグマが直接地上に放出されるマグマ噴火と確認。今後も噴火を繰り返すとみられ、火口から半径約1kmの範囲で大きな噴石の飛散への警戒を呼びかけている。同気象台によると、同火口でマグマ噴火を確認したのは1993年2月以来、21年ぶり。

 27日には火口から約500m南にある避難壕付近で火山灰が約7cm堆積。地元の阿蘇市のほか、約50km離れた熊本市西部や宮崎県五ヶ瀬町など広範囲で降灰が確認された。熊本空港では羽田や伊丹などを結ぶ少なくとも62の発着便が欠航し、農作物被害も懸念され始めた。

 同気象台は「過去の事例から噴火は1年以上続く可能性がある。ただ、マグマ供給量は少ないとみられ、小規模で収まるだろう」と分析。噴火警戒レベル2(火口周辺規制)の引き上げは検討していないという。

 現在のところ、噴火は小規模にとどまっていますが、GPSなどを使った観測で山の一部が膨らむ傾向が認められていて、専門家は地下のマグマに動きが出ていると見ています。

 「マグマだまりが少し膨らむ兆候が出ている。火山ガスの供給が増えている。もっと大きくなって供給量が増えると、圧力が高くなって爆発する」(火山予知連絡会(京都大学教授) 鍵山恒臣委員)

 4つの巨大カルデラが集中する九州の火山。中でも、阿蘇山のカルデラは世界有数の広さ。

 「巨大噴火が起きた場合、1億2000万人の日本人が生活不能に陥る」(神戸大学大学院 巽好幸教授 10月)

 先月、神戸大学の教授が発表した研究結果によれば、巨大カルデラ噴火が九州で起きた場合、降灰などで1億2000万人の生活に影響が出るという試算も出ています。

 阿蘇山の火山活動は今後、活発化するのか、、、。専門家は「今の程度の活動であれば(噴火警戒レベルを)引き上げる必要はない。(活動が大きくなれば)気象庁で観測している傾斜計に異常が出る。迅速に対応していただくのが第一」(火山予知連絡会(京都大学教授) 鍵山恒臣委員)

GPSなどを使った観測では、山の一部が膨らんでいるのが確認されており、マグマの動きが活発化していると見られる。ただ、今後の動きについては、井村准教授は「爆発的な噴火よりも火口内で火山弾が飛び交うような噴火のスタイルに変わっていくのではないか」と話す。

御嶽山の噴火との関連について、井村准教授は次のようなショッキングな話をした。「御嶽山の噴火とは直接関連はないと思うが、3年前の東日本大震災や阪神淡路大震災、雲仙普賢岳、三宅島、有珠山の噴火など、すべて平成時代に入って起きています。大きな日本列島の変動期に入ってきているのかもしれない。私たちの10〜20年は長いように感じるが、自然の中ではまだまだこれから大きな変動を経験していかなければならないと思います」