2015.01.25.

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無人探査機・ニューホライズンズ:初の冥王星探査!

9年がかり48億km・撮影へ!


 米航空宇宙局(NASA)は、無人探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に接近、探査の準備を始めたと発表した。

 最接近するのは7月だが、1月月25日には初の撮影に挑む。冥王星を探査機で調べるのは初めてとなる。

 ニューホライズンズは縦0・7m、横2・1m、幅2・7mで、2006年1月に打ち上げられた。これまでに48億kmを飛行し、現在は冥王星まで2億2000万kmの距離に迫っている。

 7月14日には、1万3700kmまで近づく予定。カメラや紫外線観測機器などを搭載しており、冥王星の詳しい地形のほか、最大の衛星「カロン」や、冥王星の外側にある、無数の氷天体が密集する「カイパーベルト」も調べる。

 冥王星は直径約2400kmで、月(約3500km)より小さい。氷点下230度の極寒の世界で、表面は氷や岩石とみられる。長く「9番目の惑星」と言われてきたが、同じ領域に似たような小天体が次々に見つかり、現在は「準惑星」になっている。