2015.02.01.

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福岡刑務所:サッカー賭博・刑務官在宅起訴!

同僚2人も罰金!

3人を免職や停職の懲戒処分!


 福岡刑務所は1月30日、サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会で同僚と賭博をしたなどとして、桑野豊刑務官(30)=福岡県篠栗町=が賭博開張図利罪などで福岡地検に在宅起訴されたことを明らかにした。同僚の24歳と27歳の男性刑務官2人も単純賭博罪で罰金50万円の略式命令を受けた。

 福岡刑務所は30日、桑野被告を懲戒免職、同僚2人を停職3〜6カ月の処分としたほか、賭博に参加したとして別の刑務官2人を減給1カ月と戒告処分にした。27歳刑務官は30日付で退職した。

 起訴状によると、桑野被告は昨年6月22日、W杯の試合で賭博を開催し、同僚2人から賭け金計95万円を受け取ったとされる。また、6月27日には仲介役の会社員の男(40)=賭博開帳図利ほう助罪で起訴=を通してプロ野球の賭博に客として参加し、125万円を賭けたとされる。

 福岡刑務所によると、桑野被告と同僚2人はいずれも起訴内容を認めているという。桑野被告は2007年の採用以前から野球賭博などを繰り返していたとみられ、同僚2人は桑野被告の仲介で参加。27歳刑務官は昨年4〜6月、別の刑務官2人にも賭博を持ち掛け、現金百数十万円を受け取っていた。

 昨年7月に桑野被告らが賭博をしているとの情報が寄せられ、福岡県警が捜査していた。

 福岡刑務所は昨年8月、50代の刑務官が覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕されている。青山純所長は「信頼を著しく損ねたことに深くおわびする。職員への指導監督を徹底したい」とコメントした。