2015.02.09.
川崎汽船元幹部に禁錮刑:海運カルテル・米司法省!
2幹部とも有罪!
米司法省は2月6日、海運大手の川崎汽船の元幹部が国際輸送船の運賃や受注を不正操作するカルテルに参加したことを認め、1年2月の禁錮刑と罰金2万ドル(約238万円)を命じる判決が出たと発表した。
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司法省によると、元幹部は2006年7月から10年4月まで、米国を発着する自動車やトラックなどの海上輸送の入札で、他社と共謀して事前に価格を調整したり顧客を割り当てたりした。
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法人としての川崎汽船も不正を認めており、昨年11月に6770万ドルの罰金を命じる判決が、ことし1月には別の同社幹部に1年半の禁錮刑を命じる判決がそれぞれ出ている。
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別の幹部は、1月30日、海上貨物輸送に関する価格操作を認め、メリーランド州の地方裁判所で1年6月の禁錮刑が言い渡されたと発表した。同社は昨年9月に関与を認め、罰金支払いに合意している。
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発表によると、元幹部は1998〜2012年、乗用車の輸送料などに関して価格を操作した。