2015.02.27.

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パリ・無人機ドローン:米大使館やエッフェル塔上空!

2夜連続飛行!
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中東TV記者3人拘束!
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 パリ中心部にある観光名所や官庁の上空で、正体不明の複数の無人機が2月23、24日の2夜連続で確認された。1月に17人が犠牲になった一連のテロ事件に見舞われたばかりで「誰が何のために飛ばしているのか」と市民の関心を集めている。テロ攻撃や墜落によって被害が出る可能性もあり、治安当局が捜査に乗り出した。
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 AFP通信などによると、無人機は少なくとも計5機。深夜から午前6時ごろにかけて飛んでいるのが目撃された。無人機はパリ中心部にあるルーブル美術館や米国大使館、エッフェル塔周辺、バスチーユ広場の上空に相次ぎ出現。パリでは高度6000m以下を無許可で飛行することは禁止されているが、無人機は約300mの高さを飛んでいた。
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 昨年10月にはフランス国内の原子力関連施設、1月にはエリゼ宮周辺でも無人機が確認されている。当局は現時点で危険はないとの見方だが、「産業スパイでは」「いずれ武装するかもしれない」と懸念する声もある。
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 無人機を巡っては、米国がテロ組織掃討作戦で軍用機を運用しているほか、商用や娯楽用としても人気を集めている。1月には米ホワイトハウス敷地内に小型無人機が墜落。一帯が一時封鎖される騒ぎがあった。
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 フランス捜査当局は2月25日、パリ上空で無人機を飛ばした疑いで、中東の衛星テレビ局アルジャジーラの記者3人の身柄を拘束した。23日から2夜連続で目撃された複数の無人機の飛行のいずれかに関わったとみて、動機などを追及する。
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 3人の名前や国籍は不明だが、年齢はそれぞれ34、52、68歳。25日午後にパリ西部の森林公園にいたところ、捜査員に呼び止められ、拘束された。操縦したのはこのうちの1人で、残りは撮影などを担当したもようだ。

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 AP通信によると、最初に目撃されたのは、アメリカ大使館の上空、続いてエッフェル塔の近くで、さらにルーブル美術館やセーヌ川を渡ったモンパルナスタワーの付近でも目撃された。パリの検察当局は「少なくとも5機の無人機が関与している」と。
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 フランスでは去年10月、合わせて7つの原発の上を無人機が飛んでいたことが確認されているほか、先月には大統領官邸の上空でも目撃された。ただ、今回のようにこれだけの数の無人機が1度に目撃されるのは初めて。いったい、誰が何の目的で、、、いたずらか、悪意か、、、。
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 イスラム国を名乗る過激派組織が、シリア政府軍の基地を無人機で撮影したとみられる映像。フランスでの一連の目撃情報は、有名あるいは重要な施設の付近に集中しているため、折りしも先月の銃撃事件以来、テロ警戒中のフランスでは懸念も広がっている。