ユダヤ系施設・爆弾テロ事件：アルゼンチン大統領の疑惑！

検察「証拠に傍受録」！
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ユダヤ人ら８５人が死亡.約３００人が負傷!
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検察官変死・解明求め４０万人がデモ！
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　アルゼンチンで１９９４年に起きたユダヤ系施設への爆弾テロ事件を巡り、同国のフェルナンデス大統領らが２月１４日、検察から捜査を求められた。容疑者を処罰しないとの密約をイラン政府と結んだ疑いが持たれており、検察側は通信傍受で得た情報をもとに、「反論が不可能な堅い証拠がある」としている。
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　地元有力紙ラナシオンなどによると、同国が２０１２年、テロ事件の黒幕とされるイランと真相究明委員会の設置交渉をした際、逃亡中のイラン人容疑者を処罰しない代わりに、アルゼンチンから肉や穀物を輸出し、イランから石油を輸入する取り決めをしていたと主張している。
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　検察側の有力証拠は、両国政府関係者の電話の会話を傍受した記録だ。司法関係者が同紙に語った内容によると、アルゼンチンの有力政治家がイラン政府側に「アルゼンチン政府からの緊急メッセージを預かっている。素晴らしい内容のものだ」などと話す様子が録音されているという。
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　こうした証拠から、検察の報告書は「フェルナンデス大統領からイラン側に、非公式なルートで秘密裏に交渉が持ちかけられた」と指摘している。１５日には検察官が国会で、この問題について報告する予定だ。
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　テロ事件は９４年７月に首都ブエノスアイレスで発生。ユダヤ人共済会ビルが爆破され、ユダヤ人ら８５人が死亡、約３００人が負傷した。
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　フェルナンデス大統領らに対する捜査を求めていた男性検察官が１８日夜、首都ブエノスアイレスの自宅で死亡しているのが見つかった。銃でこめかみを撃ち抜かれており、地元検察などが事件と自殺の両面から捜査にあたっている。
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　地元有力紙ラナシオンによると、死亡したのは連邦検察官のアルベルト・ニスマン氏（５１）。ブエノスアイレスで９４年にユダヤ人共済会ビルが爆破され、８５人が死亡したテロ事件の捜査を当初から担当していた。
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　ニスマン氏は１４日、黒幕とされるイラン政府関係者を処罰しない密約を同国と結んだとして、フェルナンデス氏やティメルマン外相らの捜査許可を裁判所に請求。１９日には議会の公聴会で説明する予定だった。
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　同紙によると、ニスマン氏は自宅マンションの浴室で死亡しているのを、連絡が取れないため不審に思った母親に発見された。自宅は内側から鍵がかけられ、遺体の横に拳銃が落ちていた。
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　司法解剖の結果、こめかみを撃った銃弾が死因と判明。これまでのところ、他人が自宅に侵入した形跡はないという。
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　アルゼンチンのフェルナンデス大統領の不正疑惑を追及していた検察官が変死した事件を巡り、ブエノスアイレスで１８日、真相解明を求める大規模なデモ行進があった。大粒の雨にもかかわらず、警察によると、約４０万人が参加した。
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　今年１月、疑惑を告発した検察官が自宅で遺体で見つかった。市民には、「秘密を握りつぶすために政府機関によって殺された」との見方が広がり、政権への不信感が高まっている。
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　検察は、検察官の死後に密約疑惑の捜査継続を決定。フェルナンデス氏への尋問や裁判にまで発展する可能性もある。
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　爆弾テロ事件の容疑者を処罰しないとの密約をイラン政府と結んだとして、アルゼンチンのフェルナンデス大統領が告発された問題で、同国の裁判所は２６日、検察が求めていたフェルナンデス氏に対する捜査請求を退けた。検察が提出した証拠を検討した上で、「捜査を認めるのに十分な内容ではない」と結論づけた。
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　検察側が提出した証拠について、担当裁判官は「容疑者をかくまおうとした形跡は全くうかがえない」と指摘。「捜査を認めるのに最低限の条件すら満たさない」とした。検察側は、判断を不服として異議を申し立てるとみられている。