2015.03.25.

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カラコン

福岡・川崎町発注工事:談合9社が参加・4社落札!

2社は既に工事!
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 川崎町の小田幸男町長らが逮捕・起訴された談合事件に絡み、田川簡裁から罰金の略式命令を受けた町内の土木など9社が、その後約4カ月間にわたり、町発注の工事入札に参加し続けていたことがわかった。このうち4社が落札し、うち2社は既に工事を終えていた。
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 町などによると、9社は、談合事件で昨年10月に罰金50万〜20万円の略式命令を受けた。だが、いずれもこれらを申告せず、町が同月〜今年2月に行った指名競争入札や一般競争入札に、1社当たり4?1回参加。中には4回の参加資格を得て直前に全て辞退した業者もあったが、4社が4055万〜250万円で1件ずつ落札した。
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 一方、県は略式命令の事実を町より早く把握し、先月17日に6社、今月3日に3社を各1年間の指名停止処分にすると発表した。このうち町の入札で落札した4社のうちの2社が県の公表直前、町に工事の辞退を届けたため事実が発覚。町はこの2社との契約を解除したが、昨年10月に落札した残る2社は既に工事を終えていた。
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 事実判明後、町も9社を1年間の指名停止処分にしたが、略式命令などの件を把握していなかったことに関し「捜査への影響も懸念し、業者への聴取は極力控えていた。談合などの発覚の場合『契約解除でも異議申し立てしない』旨の誓約書を出させていることもあり、気の緩みがあった」などと釈明。「今後は県などと連携し、再発防止に努める」としている。