2015.07.29.

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荒尾市民病院・建設地:競馬場跡除く3ヵ所復活!

市長権限で決める!
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5か所のなかから選ぶのか!
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. 荒尾市民病院を荒尾競馬場跡地(同市大島)に移転する建設計画の見直しで、山下慶一郎市長は7月27日、市議会新病院建設に関する特別委員会に出席し、前市長時代に競馬場跡地を選考した検討段階で外された3カ所を、新たに候補地にする方針を表明した。
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 選考方法は、これまでは第三者組織で検討するとしていたが撤回。「市民説明会を経て自ら決める」と述べた。これに対して、競馬場跡地も候補地に含めるように求めていた市議からは反発の声が相次いだ。
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 新たな3カ所は
▽「運動公園・野外音楽堂」(同市荒尾、約2・8ha)
▽「大和団地」(同市川登、約3・5ha)
▽「聖人原(しょうにんばる)」(同市平山、約7・8ha)
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これで候補地は、市長が先に示していた
▽「運動公園・サッカー場一帯」(同市荒尾)
▽「ゴルフ練習場・市交通局跡地」(同)
 ーーーーを加え、計5カ所となった。
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 市議会は7月17日の特別委で、
(1)競馬場跡地を含む旧候補地4カ所の追加
(2)医師会を交えた第三者組織による再検討ーーーなどを提案。
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しかし、この日の会合で市長は「(昨年12月の)市長選時の公約を守る」として、競馬場跡地を除外した3カ所を加えた。
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 会合では市幹部9人が意見を求められ、うち8人が「市議会の提案を受け入れるべきだ」と発言した。市議の一部は市長の方針を支持したが、「跡地を含め、市民の意見を仰ぐべきだ」「議会や執行部の考えの無視は独裁政治だ」などの厳しい意見が出された。
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 特別委後、小田龍雄議長らが記者会見し、競馬場跡地を含む旧4候補地の追加案は「迷走する候補地選定を打開するために提案した」と説明した。市長が受け入れれば、6月議会で認めなかった第三者組織設置などの関連予算を8月臨時議会で承認する考えだったという。
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