2015.08.24.

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中国当局:住宅に近接・危険物保管3施設に操業停止を!

国内エネルギー会社3社!
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 中国の地方当局が、国内エネルギー会社3社に操業停止を指示した。同国では天津市で8月12日に大規模な爆発が発生し、住宅や学校に極めて近い場所にある一部の危険物保管施設に対し、国民からの懸念が出ている。
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 浙江省杭州市の地方政府は、中国海洋石油(CNOOC)の子会社に対し「安全上のリスクがある」として、操業を中止するよう命じた。同社施設には現在、少なくとも3000トンのガソリンやディーゼル油が貯蔵されている。
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 この施設は1989年の完成当時、周囲に建築物がなかったが、現在は住宅や店舗、小学校が建っているという。
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中国では、面積が500u以上の危険物保管庫は、公共の建物や交通施設から最低1km離れていなければならないと定められている。
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だが、不動産大手ジョーンズ・ラング・ラサールの中国産業用不動産責任者のスチュアート・ロス氏によると、地方政府が税収アップのために工業団地や港湾の近くの土地を住宅デベロッパーに売却したことで、住宅地と工業用地の距離が近くなっているという。
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天津港の倉庫には約700トンのシアン化合物が保管されており、最も近い住宅地から600mしか離れていなかった。国営メディアは法律の規定より距離が近いとしている。