2015.09.06.

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世界同時株安:中国から資本逃避の兆候・上!

世界の中国不信・深刻!
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 8月の世界同時株安と通貨市場の混乱は、以前から懸念されていた中国経済リスクが今そこにある現実の問題であることをはっきりと裏付けた。世界の市場は小康状態を取り戻したように見せているものの、いつ市場が崩壊するか危険をはらんだままだ。
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 中国も抗日戦勝70年で世界に健在だと見せつけたが、経済だけは打開方策が見つからない。この危機を乗り切ろうと、G20で世界はどう対応するか、打開策を探り始めているが、あまりの大きさに「金銭援助」だけではコントロールできない状態だ。
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 4日から2日間の日程で、トルコの首都アンカラで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議で中心議題は中国問題である。
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 世界的な経済危機対応の経験が未熟なG20、リーマンショックやギリシア危機、日本のバブル崩壊などの収拾経験を持つG7がリードできるのか。根本は、中国の不良債権が中央政府にいくらあり、地方政府はどの程度の不良債権を抱えているのか、そのうちで中央政府が保証した発行債権は幾らあるのかが把握することから始めることだろうが、地方政府の保有する不良債権を素直に公表するか否かにかかっている。
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 どれだけ不良債権処理を経験しても、中国に不良債権処理をする覚悟があるのか、はたしてG7側に口をはさみ、資本主義のルールで処理をせよと指導する覚悟があるだろうか。
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