2015.10.07.

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親日国だから・相互信頼があるから:受注できる筈だ!

錯覚の自信!
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相手の立場内情を考慮せず!
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インドネシア高速鉄道受注出来ず!
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 当初は日本の独壇場といわれた「インドネシア高速鉄道計画」をめぐる受注合戦は、インドネシア政府の金銭面での要求に応えた中国がその権利をもぎ取った。インドネシアが“最後の一線”で中国に傾いた原因は、やはり金銭だった。
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 インドネシアの首都ジャカルタから西ジャワ州バンドンを結ぶ約150kmを30分余りで結び、現在、車や在来線で3時間以上かかっている所要時間を6分の1に短縮。将来的にはバンドンからさらに570km離れた第2の都市、東ジャワ州スラバヤまで延伸する構想がある。
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 技術の日本、運行システムで秒の正確さと自信満々だった筈、安倍首相のトップセールスでと意気込んだが、空振りに終わった。
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 どこの国でもそうだが、自国に都合の良い条件ならOKだが、島国で育ち荒波にもまれていないJRにとって、導入するのが政府なのか、地方行政なのか、第三セクター^なのか、政府は以下企業なのか、資金調達はどうなのかなどあらゆる検討をし、政府が後押しをするのは資金なはずであるのに、日本はあくまでも政府保証を要求していた。
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 どこの国でもそうだが、それぞれの国情、国民性で日本のような秒刻みの運行を要求されているのか、そのような運行をこなせるのか、今回も独りよがりな技術を売り物にし、地震対策がどうだ、運行技術者の訓練がどうだ、綿密に作るから工事に○○年かかると、能書きが先行している。

 相手国は、日本のような緻密さは要求していない、工事は短く、早くて安い高速鉄道を望み、かかる資金は企業が払いやすい延払いでが発注条件だ。
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 相手の要望に応じた技術、品物を提供するのが商売なのに、自転車にしか乗った事のない人に、自動車の優秀さを論じ、買う金がないのにローンを組み親に保証人になれと言っている。
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 家のは優秀だ、良いものを買えば一生ものだと言っているようなもの。どの場合でも、軍備はアメリカからしか買わないと浮気もしない国も珍しい。日本の律義さは、世界から見れば、珍しい国民性だ。
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 なににしろ、国民性は簡単に治らないが、俺とおまえは兄弟だ、死ぬまで一緒などといって、悦に入っているのは日本くらいだ。
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 交渉事は、お0も手からばかり見ないで、横からも後ろからも、斜めからも見て、いつ手のひらを返されても巻き返しができるように、二手三手を用意しておくべきだ。駆け引きは、韓国、北朝鮮、中国、ロシアを見習うべきだ。
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